ハルはそんなこととはつゆ知らず、さっきから左右に体を揺らして楽しそうに鼻歌を口ずさんでいるのだった。

☆☆☆

市民プールには沢山の子供たちが集まってきていて、この田舎のどこにこれほどの人がいたのかとビックリするくらい賑わっていた。
「これじゃハルがロボットだとは誰も気が付かなさそうだね」
バレる心配よりも、人混みにまぎれて迷子になってしまう心配のほうが大きそうだ。
その場で水着を借りた私達は水鉄砲を携えてプールに飛び込んだ。
この水鉄砲も受付でレンタルしたものだ。
他にも浮き輪やパラソルが貸し出されていたけれど、あまりに人が多いので邪魔にならないものを選んだ。
「ハルはそこから狙ってね」