画面の中の私が祖父の手から離れて再び歩き出す。
祖母の後には若い頃のお母さんも姿もあった。
それを見ているとなんだか泣きそうになってきた。
私はみんなに愛されて育ったんだと胸の奥がつっかえるような気持ちになる。
『真子ちゃん』『真子ちゃん』と名前を呼ばれて喜んで歩いている私はそれだけできっと幸せだった。
気がつけば熱い涙が頬を流れていた。
ハルに気が付かれないように手の甲でぬぐったけれど「幸せになって」と囁かれたから、きっと気が付かれていたんだと思う。