お隣さんはイケメン三兄弟

「おはようございます!」
 インターホンが鳴り、花ちゃんの声が家に響く。
「おはよう〜」
 僕は、寝起きで眠たかったけど、精一杯返事をした。
「あっ……ごめんね! 早すぎたかな……?」
 花ちゃんが焦ったように言った。
「ううん〜、大丈夫〜僕が早く起きてただけだから〜」
 うっすら起きていたから、嘘ではない。
僕はなぜか、花ちゃんには嘘がつきたくなかった。
「よかった……!」
 花ちゃんはほっとした様子で笑顔を浮かべた。
 かっ、かわいい……!
「だ、大丈夫? 顔赤いけど……風邪?」
 花ちゃんは心配そうに僕の顔をのぞき込む。
 いつの間にか、顔が赤くなっていたのかな……?
「うん! それより、何か用があるんじゃない〜?」
「うんっ! 朝ごはんを持ってきたんだけど……一緒に食べない?」
 花ちゃんはふろしきを僕に見せた。
「うん! いいよ〜、お兄ちゃんたち起こしてくるね〜」
 すぐ起きるかなぁ……。
 そんなことを考えながら、僕はお兄ちゃんたちを起こしに向かった。
「おーい、2人とも〜。あ・さ・ご・は・ん!」
「んぁ……? なんだ朝からさわがしい」
 健太兄ちゃんは起きたようで、目をこすりながら起きてきた。
「ほら、実兄ちゃん! 朝ごはん!」
「作ってやるから待て〜」
 あっ、そっか。
いつも実兄ちゃんが作ってくれてるから……!
「今日は花ちゃん持ってきてくれた! もう! 勝手に連れてくよ!」
 僕は実兄ちゃんの手を持ち、引きずりながらリビングに連れて行った。