俺らの両親は、離婚し、母はイタリアに行った。父は日本、東京だ。俺らは父に引き取られることになった。だが、父の生活には、もううんざりだった。飯もろくに食べられない。水も水道水を決まった量しか飲めない。タバコの匂いが部屋中に広がっている。だから、俺ら3人は、金を持って逃げ出した。
でも、あの頃は、俺も小5だ。社会に出て、働ける年でもない。そう思い、叔父と叔母の家に逃げ込んだんだ。そうしたら、この家を紹介された。持って行った金を渡し、家賃は払ってもらえるようになっていた。
初めてこの家にきた時、恋から隣の家には女がいると伝えられ、うんざりした。
女は、俺にねだってくるやつか、すり寄ろうとするやつだけだった。だが、こいつは違う。俺が女が嫌いだと知ってもに逃げず、引く気配もない。むしろ、俺が嫌がらないよう、俺と少し距離をとった。
なぜだ? こんな俺だと知って。普通じゃない、こいつは……。そして、何だ……?
このもやもやでもない、晴れてもいない。この感情は。
でも、あの頃は、俺も小5だ。社会に出て、働ける年でもない。そう思い、叔父と叔母の家に逃げ込んだんだ。そうしたら、この家を紹介された。持って行った金を渡し、家賃は払ってもらえるようになっていた。
初めてこの家にきた時、恋から隣の家には女がいると伝えられ、うんざりした。
女は、俺にねだってくるやつか、すり寄ろうとするやつだけだった。だが、こいつは違う。俺が女が嫌いだと知ってもに逃げず、引く気配もない。むしろ、俺が嫌がらないよう、俺と少し距離をとった。
なぜだ? こんな俺だと知って。普通じゃない、こいつは……。そして、何だ……?
このもやもやでもない、晴れてもいない。この感情は。


