お隣さんはイケメン三兄弟

「お母さん! 今日は健太くんとお出かけ行ってくるね!」
私は、一応お母さんに連絡をした。
「あら、そうなの〜? 楽しんでいってらっしゃいね〜」
「うん!」
ーーピンポーン。
ちょうどそのころ、インターホンが鳴った。
「はい」
『花、いるか?』
「うん!」
『今から行けるか?』
「行けるよ! 今出るね!」
私は応答して、外に出た。
「健太くん! おはようっ。どこに行くの?」
「花はどこがいい?」
「健太くんが選んでくれるならどこだっていいよ?」
「じゃあ、ね、猫カフェとかどうだ……?」
健太くんは髪をくるくるといじりながら答えた。
「猫カフェ⁉︎ 私、猫ちゃん大好きなんだ! 嬉しいっ……」
猫カフェなんて、小さいころお母さんと数回行っただけだったし、楽しみっ……!
「よかった……じゃあ、行くか!」
「うん!」

そこからバスで移動して猫カフェに着いた。……だけど……。
「えっと……健太くん?」
「どうした?」
「ここ……大きすぎないかな?」
私の前には、校庭のグラウンド10個分はあるだろうというくらいとても大きくて猫がたくさんいる猫カフェがあった。
す、すごいっ……。
でも、猫ちゃんかわいいっ……!
「そうか? まぁ、とりあえず行くか!」
「う、うん」

「かわいい〜っ!」
私は猫ちゃんを撫でながら言った。
「た、確かにかわいいな……」
健太くんは、なぜかそわそわしていた。
こういうところ初めてなのかな?
「おやつとかもあげれるよね! 店員さん、すいません! おやつって……」
私は、店員さんに猫ちゃん用のおやつをもらった。
今は夏だから、ちょうどいいアイスだ!
「あっ、食べる〜? やっぱりかわいいね! 健太くん、そう思うでしょ?」
「……花の方が……」
「ん? 何か言った?」
「いやいや! 何でもねぇよ……」
健太くんは恥ずかしそうに手を顔の前でブンブンさせている。
「やっぱり猫ちゃんはかわいいっ!」