お隣さんはイケメン三兄弟

「ただいま!」
 バンっと、家の扉を開けると、びっくりして実と恋が出てきた。
「おかえり〜。健太兄ちゃん、扉はゆっくり閉めてね〜」
「うるさいぞ。そういうとこ、気をつけろ」
 実と恋があきれたように言う。
 この野郎……うるせぇ……。
「それより! 花がメッセージグループ入れって」
「えっ? 僕、ケータイ持ってないよ〜?」
 恋が戸惑ったように言う。
「あーそうだったな! はははっ」
「もう、からかってるでしょ〜! いいもん! 実兄ちゃんに僕のアカウントも作ってもらうもん! ね、実兄ちゃん〜!」
 こいつっ……まあいい、花ががっかりせずに済むもんな……。
「ああ、いいぞ。恋、早速作るか」
 実が嬉しそうに言う。
 シスコンめ……。

「よし、これでグループメッセージ設定終了〜!」
 恋が嬉しそうに言う。
「一回メッセージ送ってみるか。俺から送るな!」
「「うん」」
 よし……こんばんは……グループつないだよ……これからよろしく……最後にスタンプもつけて……。
 メールを送信しようとした時、気づいた。
 これ、ちょっとあれか……?
 そう気づくと、すぐその文章を消して、新しい文章を送った。
健太:【花! メール、つないだ! よろしくな!】
「あっ、メッセージ、送ったの〜?」
「……まあな」
 話していると、ピロンッと通知が来た。
 もう花が……!
 そう思って、メッセージ画面を開いた。
恋:【よろしくね〜! 僕も登録したよ〜!】
 恋か……。
「ふふっ、がっかりした顔して〜。僕だよ〜! 花ちゃんかと思った〜?」
 恋がニヤけながら言っている。
「まっ……まあ関係ないだろ‼︎」
 俺は、怒りながら叫んだ時に、ピロンッと通知が来た。
 どうせ実とかだろ……って、花?
花:【健太くん、恋くん、よろしく! 実くんは?】
  あ……実まだしてねぇのか……。
「実、メッセージ送ってやれ」
 俺が言うと、実はわかったようにうなずいて、スマホをいじり始めた時、通知が来た。
実:【よらしく】
 よらしく? 打ち間違えたのか……スマホ使い慣れてないからな……花なら伝わるだろ。
花:【うん! よろしく】
「そろそろ遅い時間だし寝よっか〜」
「おう!」
健太:【おやすみ】
「健太兄ちゃん、子どもだね〜いちいち連絡するなんて〜」
 恋があきれたように言う。
「いいだろ、別に……ふわぁあ」
「眠そう〜……僕も眠い〜」
 恋も俺も眠そうに言う。
「部屋まで行って寝ろよ。2人とも」
 実が部屋に向かう途中に言う。
 わかってるっつーの……!
 眠いから、心の中で実につっこんだ。