咲いた花を、摘む人々。

 あの日、手を繋げていれば。あんなにしょうもない揉め事なんて起きなかったはずだ。
__もう良いからっ! こんな事やめてよ!
__そ、そうだよ! 俺だって……いやだよ、こんなの。
 事の発端は自分達なのに、被害者ぶった顔をして、泣き叫ぶ。
今考えてみればあまりに滑稽だ。それでも当たり前のようにしていたのは、
出来事の重大さを分かっていなかったからだ。


【目次】

・Prologue

・植えた種に水をあげる

・生えた芽に肥料をやる

・できた蕾に泥をかける

・咲いた花を摘み取る

・Epilogue