君と最後に見た太陽

「高橋創太です。」

それはすっごく突然だった。

幼なじみの創太に再会した。

「この会社とモデルとして契約しています。
 よろしくお願いします。」

え〜、創太がモデルかー。

創太とは産まれた時間も、病院も、日にちも同じの幼なじみだ。

小学生からずっと同じで、大学時代から音楽を作っている。

そして大学時代、姿を消して以来会っていなかった。

創太は音楽の仕事をしてるのかも思ってた。  

「森崎海です。
 タイでの仕事は初めてなんですけど、
 みなさんについていけるように頑張ります!」

タイでの仕事はトントン拍子で進んでいった。

このプロジェクトに関わる人は2人でルームシェアをして部屋を使っている。

偶然も創太とは同じ部屋だった。俺は下から家事が苦手だったから、部屋の家事はほとんど創太がやっていた。

しばらく会っていなくても幼なじみだし、それなりの会話はあった。

思い出話はもちろん、仕事の愚痴なんかも。

「創太〜!ティッシュ取って。なくなった!」

「はいはい。」

創太は、静かに、返事を返した。

創太が、海のスマホのラインをみていたことを、海は、まだ知らなかった。