「ララララー」

頭から、ずっと離れない懐かしい メロディー。

これが、君のつくる最後の歌だった

ーー6年後

「先輩、おはようございます。」

「あっ、おはよう」

「ねぇ森崎、今日仕事終わり暇?」

「えっ?暇ですけど…」

「えっ!お、俺が新開発に?!」

「うん、そう」

「い、いや室長、俺無理ですよ!」

「えー、でももう開発リーダーに人変わるって言っちゃったんだよねー!」

「新開発って外国でしたよね...?あ、あの俺、飛行機苦手で!」

「えーそれは困ったな~!タイに行くのに~。チェンマイ。」

「いやいや~。」

「ま、でも断るんなら理由、ちゃんと言ってね~」

「はい!」

2日後

「今回、森崎さんには、新開発の助っ人としていってほしいの。あーそれから今回の開発リーダーの首藤さん。」

「どうも。首藤陸斗です!」

「あ、よ、よろしくお願いします」

「でも、無理強いはしません。」

「...。わかりました。行きます。」

「はあ。良かった!では、頑張ってください!」