アニマルランド!

無理やり教室に連れ込まれて、10人……いや、20人程度の男子が僕を囲んでいた。
「おい柳川ぁ、『今朝のアレ』、どういうことかな?」
1人の男子が、僕にそう問い詰めてきた。
うっ……これは答えづらい……。
「あ、あのね、アレは誤解っていうか……」
「あれは誤解に見えなかったが??」
「ぐっ……」
やっぱり男子達は勘づいて、しつこかった。
「アレは……幼なじみだから、だよ……っ」
「なら何で今まで一緒に来たり名前で呼び合ったりしてなかったのかな〜?」
これは……ちょっと夢さんには申し訳ないけど、嘘をつかなきゃいけないかもしれない……。
アニマルランドをやってるってバレちゃいけないから……!
「実は、今まではなんか親と親で気まずい感じで……でも親同士が食事行った後にめちゃくちゃ楽しくて、仲良くなったんだ。それで僕らも仲良くなって……!」
うっ……夢さんごめんっ……!
今度ちゃんと説明する!
心の中で夢さんに謝った。
「そうだったんだ〜」「マジで焦った……」「よかったぁぁああ!」
みんな口々に言っている。
僕もよかった……早く学校を終わらせて夢さんに説明しようっ……!
「あ、ら……柳川くん! みんな!」
夢さんは今来たようで、僕たちを見てぱああっと目を輝かせていた。
可愛いっ……!
みんなもそれぞれ口を押さえたり、かがみ込んだりしている。
「春野さん、ちょっと後でいいかな?」
「うん! いいよ、柳川くん!」
ーーキーンコーンカーンコーン。
チャイムが鳴って、ホームルームが始まると同時に、先生が入ってくる。
「ほらそこ、席すわれ〜」
「「はいっ!」」
みんなは同時に返事をして席についた。