日が沈むのも遅くなってきた頃
俺は1人病室の窓から一人外を見る
そして夜7時半ぴったしに
ヒュゥー...ドン!!!!
大きな花が空に浮かび上がり真っ暗になった空を色ずける
俺大月(おおつき)ハルキは昔から体が弱くこの街1番大きい病院
ここ山崎病院からでたことがほぼない
この花火を見るのも今年で15年目か...
この街の夏のはじまりを告げるこの花火
いわゆるこの街のシンボル
毎年恒例でいつも盛大に花火も上がる祭り
「またここでこの花火を見るのか...」
1人しか居ない病室で俺の声だけが響く
諦めにも似た呟きが漏れた時
けたたましい音と共に病室のドアが開いた。
俺は音のした方を見ると
そこに立っていたのは、息を切らせた見知らぬ少女
「ここ、めっちゃ綺麗じゃん!」
そう眩しい笑顔で言う少し茶髪の髪を揺らした浴衣を来た子
その子を見て1番に思ったのは綺麗や可愛いじゃなかった
え、病院なのになんで浴衣?
俺は目をぱちぱちさせ驚く
「ねえ!...ここで...花火見てもいい?」
息を切らしながらそう聞いてくる女の子
「え、あ、うんいいけど...」
「ほんと!やった!」
目を輝かせながら言う
「ここどうぞ」
俺は近くにあった椅子を指さしそういう
「ありがとう!」
そう言って椅子に腰掛け少し夜空を飾る花火を見て
「めっちゃ綺麗やなぁ...」
花火を見てそうつぶやく少女
その横顔は花火の明かりに照らされとても綺麗だった
「そういえば君名前は?」
「俺…?」
「ふふ君以外誰がいるの」
そう笑ってコロコロ可愛らしく笑う子
「人に聞く前に君が答えるべきでは?」
そう言って後悔する
なんでまたこんなふうに冷たくしか接することが出来ないんだろ...
まあどうせ今だけだし
そう思っていたが帰ってきた言葉は俺の思っていたことと違っていた
「ふふ君面白いね」
「たしかに私から言うべきだね」
「私は冬雪夏華」
冬雪....夏華...
名前を聞いて一番に思ったことは
「冬なの?夏なの?」
「知らないよ、親がつけた名前だし」
そう言って笑いながら答える夏華
「で?君の名前は?私は言ったよ」
たしかに俺も言わないとか
「大月ハルキ」
無愛想に名前をいう
「ハルキね、わかった」
ドン!!!
そう夏華が言った時今日の中で1番大きく盛大な花火が上がった
夏華と話していたらいつの間にか花火も終わったらしい
「終わっちゃった...」
そう寂しそうにつぶやく夏華
「ねえハルキまた来てもいい?」
そう聞いてきた夏華
まあどうせ来ないだろうし
「別にいいけど」
そう冷たく言う
冷たく言ったのに夏華は嫌な顔ひとつせず逆に
「いいの」
目を光らせ嬉しそうに笑っていた
なんで冷たく接しているのにこいつ(夏華)こんな笑顔なんだ?
「いや良くなかったら言わないし」
「やったじゃあまた明日ね」
そう言って出ていく夏華
また明日…
なんか夏華が言うと信じることが出来るな笑
そう1人先程まで騒がしかった部屋を見渡し思う
俺は1人病室の窓から一人外を見る
そして夜7時半ぴったしに
ヒュゥー...ドン!!!!
大きな花が空に浮かび上がり真っ暗になった空を色ずける
俺大月(おおつき)ハルキは昔から体が弱くこの街1番大きい病院
ここ山崎病院からでたことがほぼない
この花火を見るのも今年で15年目か...
この街の夏のはじまりを告げるこの花火
いわゆるこの街のシンボル
毎年恒例でいつも盛大に花火も上がる祭り
「またここでこの花火を見るのか...」
1人しか居ない病室で俺の声だけが響く
諦めにも似た呟きが漏れた時
けたたましい音と共に病室のドアが開いた。
俺は音のした方を見ると
そこに立っていたのは、息を切らせた見知らぬ少女
「ここ、めっちゃ綺麗じゃん!」
そう眩しい笑顔で言う少し茶髪の髪を揺らした浴衣を来た子
その子を見て1番に思ったのは綺麗や可愛いじゃなかった
え、病院なのになんで浴衣?
俺は目をぱちぱちさせ驚く
「ねえ!...ここで...花火見てもいい?」
息を切らしながらそう聞いてくる女の子
「え、あ、うんいいけど...」
「ほんと!やった!」
目を輝かせながら言う
「ここどうぞ」
俺は近くにあった椅子を指さしそういう
「ありがとう!」
そう言って椅子に腰掛け少し夜空を飾る花火を見て
「めっちゃ綺麗やなぁ...」
花火を見てそうつぶやく少女
その横顔は花火の明かりに照らされとても綺麗だった
「そういえば君名前は?」
「俺…?」
「ふふ君以外誰がいるの」
そう笑ってコロコロ可愛らしく笑う子
「人に聞く前に君が答えるべきでは?」
そう言って後悔する
なんでまたこんなふうに冷たくしか接することが出来ないんだろ...
まあどうせ今だけだし
そう思っていたが帰ってきた言葉は俺の思っていたことと違っていた
「ふふ君面白いね」
「たしかに私から言うべきだね」
「私は冬雪夏華」
冬雪....夏華...
名前を聞いて一番に思ったことは
「冬なの?夏なの?」
「知らないよ、親がつけた名前だし」
そう言って笑いながら答える夏華
「で?君の名前は?私は言ったよ」
たしかに俺も言わないとか
「大月ハルキ」
無愛想に名前をいう
「ハルキね、わかった」
ドン!!!
そう夏華が言った時今日の中で1番大きく盛大な花火が上がった
夏華と話していたらいつの間にか花火も終わったらしい
「終わっちゃった...」
そう寂しそうにつぶやく夏華
「ねえハルキまた来てもいい?」
そう聞いてきた夏華
まあどうせ来ないだろうし
「別にいいけど」
そう冷たく言う
冷たく言ったのに夏華は嫌な顔ひとつせず逆に
「いいの」
目を光らせ嬉しそうに笑っていた
なんで冷たく接しているのにこいつ(夏華)こんな笑顔なんだ?
「いや良くなかったら言わないし」
「やったじゃあまた明日ね」
そう言って出ていく夏華
また明日…
なんか夏華が言うと信じることが出来るな笑
そう1人先程まで騒がしかった部屋を見渡し思う

