「ふーん、そうなんだ。室川くんも授業サボってどっか行ってんだって。広瀬くんは保健室だって。今日みんなどうしちゃったんだろうね」
ドキ…
広瀬くんの名前を出されるとまたあの時のことが蘇る。
「ホントだよね…ハハ、みんな疲れてるのかなー…」
こんな嘘、バレないかな??
蘭、ごめん。嘘ついて!
このことは広瀬くんと室川くんのため、そして何より自分の安全のために秘密にさせていただきます…。
「…。うーん、疲れてるのかな」
良かった…。
ほっと息をつくと、蘭が目を細めた。
「そうだ!優紀って保健委員でしょ?広瀬くんの様子見て報告してよ!お願いっ」
え、私が…?
蘭、もしかして…いやいや、そんなわけない。
「わかった。行ってくる、ね」
今回は一応先生に許可をもらい、広瀬くんのいる、一階の保健室まで行った。
「失礼しまーす…」
ゆっくり保健室のドアを開けると、牧野先生がいなくて、代わりに机の上に『牧野先生は急遽出張のため留守です』と書かれた紙が置いてあった。
会議のあと出張になったんだ…。
って、それよりも広瀬くんの様子見なきゃ。
入りづらい…。
「っし、失礼します」
もう、私…広瀬くんの顔見る前にめっちゃ頬熱くなってる…絶対今顔真っ赤だ!
吸って吐いてを繰り返し、意を決めてカーテンを開けると、広瀬くんはぐっすり眠っていた。
「ね、てる…?」
ドキ…
広瀬くんの名前を出されるとまたあの時のことが蘇る。
「ホントだよね…ハハ、みんな疲れてるのかなー…」
こんな嘘、バレないかな??
蘭、ごめん。嘘ついて!
このことは広瀬くんと室川くんのため、そして何より自分の安全のために秘密にさせていただきます…。
「…。うーん、疲れてるのかな」
良かった…。
ほっと息をつくと、蘭が目を細めた。
「そうだ!優紀って保健委員でしょ?広瀬くんの様子見て報告してよ!お願いっ」
え、私が…?
蘭、もしかして…いやいや、そんなわけない。
「わかった。行ってくる、ね」
今回は一応先生に許可をもらい、広瀬くんのいる、一階の保健室まで行った。
「失礼しまーす…」
ゆっくり保健室のドアを開けると、牧野先生がいなくて、代わりに机の上に『牧野先生は急遽出張のため留守です』と書かれた紙が置いてあった。
会議のあと出張になったんだ…。
って、それよりも広瀬くんの様子見なきゃ。
入りづらい…。
「っし、失礼します」
もう、私…広瀬くんの顔見る前にめっちゃ頬熱くなってる…絶対今顔真っ赤だ!
吸って吐いてを繰り返し、意を決めてカーテンを開けると、広瀬くんはぐっすり眠っていた。
「ね、てる…?」

