知らないことは知らないままで

「だって…結衣は勉強もできて…
運動神経も抜群で…
誰からにも慕われてて…
学校では人気者…。
謙ちゃんも私より…
そんな結衣の方が絶対いいよね?」


羽衣は少し涙目になっていた


「羽衣どうした?なんかあった?」


羽衣は急に我にかえった顔をした


「ごめん!ごめん!謙ちゃん!
やっぱりなんもない!」


「羽衣…大丈夫か?」

「うん!私は元気!」


羽衣は無理に笑顔を作って
俺を安心させようとして
いるように見えた


「羽衣…。俺は羽衣が1番大切だよ?
俺の前では無理しなくていいから、な?」

「ごめん、謙ちゃん…。
心配ばっかりかけて…。」

「羽衣、ごめん禁止な?」