知らないことは知らないままで


「それと謙ちゃんがあの時にくれた
イルカのネックレスもあの赤い指輪も…。」

「羽衣…。」



こんなに大事に待ってくれてるなんて
俺は想像もしなかった
羽衣は俺たちが高校生の時に突然俺の前から
居なくなっていてずっと会えなかったから



「羽衣、ありがとう。」

「…うん。」



羽衣は俯きながら答えていた