知らないことは知らないままで

その直後に私のお父さんも帰ってきた



「何事なんだ!?」

「おじさん!おばさんが
羽衣を…!羽衣を…
刺そうとしていて!」

「とりあえず謙太くんは
離れて羽衣をお願い!」



お父さんはお母さんが持っていた
包丁を取り
そのあとお母さんを抱きしめて
落ち着かせていた。


お母さんは泣いていた…


その光景を私は
放心状態で見ていた


私…ひどい人間なんだ…
お母さんをここまで
傷つけていたなんて…



「羽衣、俺の家に行こう?」



私は戸惑いながらも頷いた


謙ちゃんは私を守るようにして
謙ちゃんの家まで誘導してくれた