羽衣side

朝ごはんも食べ食器を
謙ちゃんと一緒に洗っていた
謙ちゃんは疑問に思っていた
ことを聞いてきた

「羽衣、引っ越したんじゃなかったのか?
それとも…一旦帰ってきた感じか?」

「う、うん…まあーそんな感じ?」

私は曖昧な事を言ってしまった


「なんで疑問系なんだよ。笑」


「あと謙ちゃんのお母さんに
頼まれたからかなー。
だから私は当分は
謙ちゃんのお家にいるー!」


「お母さんってば…
まだ俺のことが心配なのかよ…」

「でも夏休みの期間だけだから、」

「そっか、でも安心したよ。」

「えっ?」

「だって2年前に柚月が突然いなくなった
から元気かなって思ってたから。」


「謙ちゃんごめんね。突然いなくなったりして。」