知らないことは知らないままで

「約束守れなくてごめん。
俺は今後も守れそうにないわ…。」



俺が独り言を言っていると
まるで羽衣が



「それでもいいよ」


って言ってるような気がした
俺は空を見上げ、
少しだけ笑った
俺は胸の奥で、名前を呼ぶ



「羽衣、ありがとう。」



俺はそう言って、前を向いた
もう、振り返らなかった





    ーーー 終わり ーーー