知らないことは知らないままで

謙太side



羽衣と一緒に帰っていた
急に羽衣の様子がおかしかった


違う話題してもなぜか空返事
本人は大丈夫とは言っていたが
何かがおかしい…


ふと目線を俺たちの影の方に向けた
あれ?羽衣の影が…な、い?
もしかして…


その時


羽衣の手が俺の手に絡んできた



「う…い?」


「あっ!ごめん!嫌だったよね…!」



羽衣は謝りすぐに手を離した
俺は離れた手をもう一回重ねた



「嫌じゃなよ。」

「謙ちゃん…。」

「家までずっとこのまま。
さぁ、早く帰って肉じゃが作ろうな?」

「うん!」



俺たちは家に着くまでこのままだった


俺はさっき頭の中によぎった考えは
考えないようにした