知らないことは知らないままで

私たちはだんだん人気がなくなった
場所を歩いていた
嬉しいはずなのに慣れなくて
なんだか気持ちが落ち着かないので
謙ちゃんに言ってみた


「あのさ…えっーともう…
手を繋ぐのやめない?」

「えっ?なんで?」

「だって…。その…」

「このままでいようよ。
羽衣が俺のそばにいるって
感じたい。」

「うん、わかった。ありがとう。」


私は少し涙を堪えながら答えた
でもね謙ちゃん、私の手がだんだん
透明になってきている気がするんだ

私いつか…また…