知らないことは知らないままで

羽衣side

謙ちゃんが行きたかっていた場所は
たくさんシロツメクサが咲いている
河川敷だった
初夏の風にシロツメクサが揺れていた
これから“夏が来るよ“と知らせてくれてる
みたいだった


「ここ、羽衣とずっと行きたかったんだ。
ここで買った駄菓子食べない?」


謙ちゃんの提案に私は頷いた

そのあと私たちは座って
袋から各々買った駄菓子を食べた

謙ちゃんはお菓子を食べ終わり
暇になったのか立ち上がり
シロツメクサを集め出した
その光景を私は駄菓子を食べながら見ていた