溺愛銃弾 〜メルティ・your・バレット~

ニットワンピース風のチュニックにスパッツっていう動きやすい格好に着替えると、玉置さんにお礼を言って母屋に戻ってもらった。

新年会は夕方くらいまで続くだろうし、一花が眠ってる間に簡単な片付けものをする。お正月に家事をすると福が逃げる?から禁止を言い渡されてるけど、ちょっとだけ。

済ませてからお膳の料理はほとんど残したのを思い出した途端、お腹が減ってたのに気付いて、ロールパンのハムサンドをふたつ作った。

音をしぼった壁掛けの大きな画面に映るひと達を眺めながら食べる。ここは静かだった、なんの喧騒も届かなくて。

そのうちソファでうたた寝してしまった。飛び起きてベビーベッドに移した一花をのぞきこむ。まだすやすや眠ってる。心底ほっとした。

時計に目をやると三十分くらい寝落ちしたみたいだった。赤ちゃんは目を離せないから、陶史郎さんがいないときは気を抜かないって決めてたのに。

萎れるより次はちゃんとしよう。自分に言い聞かせてキッチンへ。そろそろミルクの時間だ。

消毒した哺乳瓶を容器から取り出そうとして、入り口の引き戸が開く音と声に思わず手が止まった。

陶史郎さん…?