『お疲れ様です。』

「あ‥お疲れ様です。」

ガーデニングの仕事も残り僅かとなり、
瑆さんと一緒に花を植える以外のグリーンをバランスよく敷き詰めていた。

ピンクと紫の花で統一しようという
ことになり、チューリップ、ガーベラ、マーガレットなど親しみのあるお花から
アザレアやゼラニウムなど様々から
ゲストが選べるようにしたのだ。

また来てくださった時に自分達が植えた
花を見に来る楽しみになってくれると
いいな‥‥

久しぶりに休憩所で会えた支配人に
挨拶をすると、あろうことか隣の椅子を
引かれてニコリと微笑まれたので、断るわけにもいかず腰掛けた。

ミーティングで毎日朝顔を合わせるものの、やっぱりこの距離感はあの日を
思い出させる。

あんな罰ならみんな喜んで受けるんじゃないかな‥‥

今日も完璧なほどにキマッているスーツ
の着こなしや髪のセットに嫌でも
見惚れてしまいそうだ。


『もうすぐ君がここに来て1ヶ月が
 経つね。残すところはフロント業務
 になるが、以前働いていたホテルで
 経験済みとなっていたね。』

ドクン