『鳥山さんおっはよー。暁人と
 一夜を過ごしてどうだった?』

「なっ!!何処からそんな話が出た
 んですか?違いますよ!話を聞いて
 貰っただけですから。」

掃除を終えて一人任された花壇の草むしりをしていると、ひょっこり現れた美形の瑆さんの発言に顔が真っ赤になる

一夜とは違うけれど、夜中まで手を握って貰ったり、抱きしめて貰ったりした
けど、それは落ち着かせるためだけで
何の意味もない

『そうなの?君ら満更でもなさそうな
 雰囲気だけど‥‥でも‥残念だね。
 暁人には恋人がいるから。』


‥‥えっ?

私の頭をくしゃっと撫でると、瑆さんが
少しだけ綺麗な顔を歪ませた。

そりゃ‥あんな素敵な人だもん‥
恋人がいて当然じゃないか。

『ここに来る仲間はさ、性別関係なく
 暁人に惚れ込むんだよ。あの容姿に
 咥えて、きめ細やかな接客サービス
 まで出来るし、マネジメントも完璧。
 隙が1ミリも見当たらない。
 冷たそうに見えるのに、みんなの
 ことよく見てるし相談にものる。
 鳥山さんだってそう感じたでしょ?』

何も言わない私をまるで慰めるかの
ようにもう一度頭を撫でてくれると、
瑆さんに笑顔を向けて頷いた。