『体調はどうですか?』

「あ‥何ともないです‥‥あ‥あの‥
 お話って何ですか?」

金曜日の夜、深い眠りから目覚めると
右手に温もりを感じた私は日髙支配人
がそこを握っていた事に動揺した。

倒れたんだと聞かされた事にも驚き、
思い出そうとしてもいつ倒れたのかも
全く分からない。

ただ一つだけ分かるのは、勤務中に
迷惑をかけたと言う事だ。

面接に引き続き二度目‥‥‥

よりによって支配人が居る時ばかりだ‥

週末は研修中は仕事休みな為、しっかり
と体を休ませて貰えたものの、日曜日の
夜、支配人から呼び出されてしまった


『フッ‥‥‥話‥‥。そうだな‥‥。
 君に何から聞いたらいいのか
 分からないが、正直に話して
 貰えないか?』

「なんでしょうか‥‥。」

面接を行った執務室のソファに腰掛けた
支配人の向かい側に座りつつも、緊張
からか膝の上で両手を強く握った。

『君の名前は鳥山叶香で間違えない
 だろうな?』

えっ?