具体的な事なんて何も分からない‥‥

それなのに、瑆さんにあんな事を
言うんじゃなかった‥‥


『‥‥残念だな。』


えっ?


心臓が強く締め付けられ一気に胸が
苦しくなる。

(‥残念だな‥‥お前だけは‥‥)


前世‥‥お慕いしていた愛しい人から
そう告げられたあの日が蘇り、圭吾さん
と離れ離れになったツラさが込み上がる

『‥‥鳥山さん?』

「‥‥も‥‥申し訳ございません。」

『おい‥‥どうし‥‥』

これ以上嫌われたくない‥‥‥

圭吾さんの前から早く居なくならないと
迷惑がかかる‥‥

小刻みに震えながらその場に座り込むと
両手を揃え頭を地面につけた

「申し訳‥ありません。このような事に
 なって本当に申し訳ございません。」

止めることのできない感情が押し寄せ、
両目が涙でいっぱいになる