花壇の前で座り込んでいた私は、隣から
聞こえた声にハッとして顔を上げると、
瑆さんだと思っていた相手が支配人な
事に驚いてもう一度俯いた

あれ?‥‥なんで?‥瑆さんはどこ?

支配人に許可を取りに行くって言った
本人が居なくて、2人きりでどうして
いいか分からない

『聞いているのか?』

「!ッ‥き、聞いてます!聞こえてます
 から。」

肩が触れている距離感に耐えられず
勢いよく立ち上がると、支配人も
ゆっくりと立ち上がった


『瑆から聞いたが、詳しい事は君に
 直接聞いて欲しいと言われてね‥。
 どんな案か教えて貰えるか?』

えっ!?


あまりの驚きに開いた口が塞がらない
まま支配人を見上げてしまう‥‥

ガーデニング未経験。

よく分からないまま発案した事を
いきなりボスに私が伝えるの!?


「ッ‥‥あ‥あの‥その案は‥‥
 私がここを任せられるべきじゃない
 と思ったから言ったまでで、別の
 案で構わないので取り消しては
 ダメですか?」