『嫌な事でもあったかのぉ。』

まるでお父さんのような温かさを
醸し出す小久保さんに、苦笑いを
浮かべてしまう。


「私だけの問題なんです。
 乗り越えたくても考えたくなくても
 消えることのない想いってどうしたら
 いいのか分からなくて‥‥。」

多分‥死ぬまで前世の記憶はなくなら
ないと思う‥‥。

だからこそ、日髙支配人がいるこの
場所に私はいない方がいいのかも
しれないと何度も思った。

圭吾さんではなく、今の日髙支配人
を見て沢山学びたいとも‥‥

私の意思とは反対に、鈴子の想いが
強過ぎて、勝手に涙は出てしまうし、
思い通りに生きられない。


『受け入れることは1番大変じゃから
 、ツラい時は誤魔化さんでも
 いいんじゃよ。自分を否定したり
 責めてばかりいても何も解決しない
 。自分の中のダメな事でもそれも
 自分だと受け入れる日が来たら
 きっと何かが変わるはずじゃよ。
 人生はまだまだ長い‥‥。今日
 明日で解決出来なくても何か
 がきっかけで変わる日も来る。
 鳥山さんは真面目なんじゃよ‥。』


小久保さん‥‥‥