橘さん達と昼食を取り休憩を終えた私は、フロントの裏側の事務所で待つ支配人のもとを訪れた。

「お疲れ様です。」

今日も濃紺のスーツを完璧に着こなす
日髙支配人の佇まいは、サイボーグと
言われても全くおかしくない程だ。

30代なのに肌だって綺麗だし、私の方がよっぽど手抜きしている肌質に見える

『お疲れ様です。そこのデスクに座って
 資料に目を通して貰えるか?』

「はい。」

デスクトップ3台に囲まれた支配人は、
事務処理などをしながらも、リザーブの
確認やお客様の要望などに目を通して
いる。

日々、各部署も見て回りながらこの量をこなしているなんて‥‥早く仕事を覚えて少しでも役に立ちたい‥‥

パソコンに慣れるため、まずは備品や
ホテルの運営面における事務作業を
教えてもらい、知らなかった在庫の
動きなどを目の当たりにして驚いた

当たり前だけど、泊まってくださる方々がいないと、このお金の動きは赤字に
なりかねない

そこを上手くやって来たのが支配人だと
思うと尊敬しかない‥‥