何‥‥?なんでこんな事に‥‥ッ

唇を塞がれたまま、左手に支配人の指が
絡まり勢いよく右手で体を押し退けた

「‥‥‥」

『‥‥戻ってきたな‥おかえり‥‥
 鳥山さん。』

えっ?

頭をくしゃくしゃっと撫でられると、
支配人が喉を鳴らして笑っている。

えっ?‥もしかしてまた鈴子が出てきて
しまっていたとか?

「でもッ‥なんでき、キス‥‥を?」

思い出すだけで顔が相当赤いだろう私は、暗いから見えていないと分かって
いても、両手で頬を押さえる

何がどうなってあんな事をされたのか
全く分からないのに、支配人はどうして
こんなに嬉しそうなのだろうか。

『ん‥‥君が俺を圭吾と呼んだから、
 少し腹が立ってね‥。』

「えっ?‥ッ!痛ッ!!」

軽くおでこを小突かれてまた驚いて
見つめると、支配人が急に真顔になった


『不安な事があるなら聞けばいい。
 1人で勝手に勘違いして泣くの
 だけは許してやれない。次にまた
 同じ事をしたら‥‥そうだな‥
 もう少し長いキスをしようか。』

ドクン