『少し待ってて。』

ドクン

どうしよう‥‥‥
せっかく美味しく食べてたのに、私が
雰囲気を壊してしまったに違いない‥

怒らせてしまったなら謝らないと‥‥


『鳥山さん、帰ろうか。』

「ッ!すみませんッ‥‥‥‥私‥」

『フッ‥大丈夫だから向こうに行こう。
 残りの料理は持ち帰れるように
 ボックスに詰めてもらえるように
 頼んだから気にしなくていい。
 車に乗って待っててくれる?』

今にも涙が溢れそうな私を立たせると、
私の手を取られそこに車のキーをそっと
置き、頭を優しく撫でてくれた。

怒って立ち上がったのかと思ったのに、テイクアウトにしてくれたなんて思ってもみなくて、ついに目尻から涙が流れる

他のお客様もいた為、これ以上迷惑を
かけれないと、頭を下げてから先に
車に戻らせてもらった。

後でお会計も払わないと‥‥
いや、その前にこんな雰囲気にした事を
先に謝ろう。

きっともう二度と食事なんて誘って
貰えないはずだから‥‥。