「美味しい‥ッ!」

オシャレな人だから凄い場所に連れて
行かれるかと思ったけど、オシャレな
洋食屋さんだった。

『だろう?ここは子供の頃からよく
 来てるお店だけど、食材にはとても
 拘ってるから何を食べてもハズレが
 ないんだよ。』

支配人行きつけのお店‥‥

ゲスト様にオススメのお店として紹介
したい気持ちもありつつ、静かでゆったりできるこの雰囲気は秘密にしておきたくもなる

「あの‥明日色々見てゲストの方にも
 喜んでもらえる場所など散策する
 つもりだったんです。ここは他の方
 に教えたらダメでしょうか?」

『‥ここが気に入ったなら構わない。』

ドクン

涼しげな瞳が真っ直ぐ私を見つめ、
思わずカトラリーを落としそうになる

「ッ‥ありがとうございます‥。
 なんかすみません‥‥私なんかと
 食事しててもつまらないですよね。」

心臓が煩いくらい音を鳴らすから、
目の前の支配人を直視できない。

だって‥あんな風に見つめられたら、
誰だって顔が赤くなるに決まってる‥‥