オフの日髙支配人の表情はいつも柔らかくて、いちいちドキドキさせられる。

勿論、仕事中のピシッと決めたモードも
素敵だが、鎧を脱げば支配人も普通の
人に戻るのだと感じた。


『拉致なんてしてないよ。一緒に
 食べるって約束したからさ。』

してない!!約束なんてしてない!!
拉致で合ってますから!!

『鳥山さんも予定なければ俺達の
 行きつけで悪いけどそこは何でも
 美味しいからどう?』

「そんな‥‥お2人で(グゥー‥‥)」

嘘ッ!!このタイミングでお腹が鳴る
なんてことある!?

思ってた以上に大きな音に、顔から火が
出そうなほど恥ずかしく両手で顔を
咄嗟に煽った

よりによってこのイケメンな2人に
聞かれるなんて穴があったら本当に
隠れたい気分だ‥‥

『ハハ‥‥素直になればいい。
 歓迎会なども出来てないし、今日は
 好きなだけ食べなさい。』

『そうそう、暁人の奢りだから。』

「うぅ‥それじゃあお言葉に甘えて
 よろしくお願いします。」

前回泣いた時に乗った支配人の車に
また乗ることになるとは思わず、
半ば強引に乗せられた助手席はなんとも
居心地が悪かった。