瑆さんとはワイワイ庭仕事してたから、
フロントのような緊張感があまりなく
楽しかったんだよね‥‥

『鳥山さんお疲れ様、今帰り?』

「はい、瑆さんもですか?」

『ねぇ!ご飯まだでしょ?一緒に
 食べに行かない?』

えっ?

見上げた美しい顔がグッと近づき驚くと
、返事もしてないのに肩を抱かれて
瑆さんが歩き始めた

そうだ‥瑆さんはこういう人だった‥

黙ってれば貴公子のような雰囲気を
持ってるのに、チャラい性格なのが
勿体無い‥‥

「ひ、瑆さん?ほんとに行くんですか?
 冗談ですよね?」

『んー?行くよー。暁人の奢りで。』

ええ!?ッ‥嘘でしょ!?

細いのに力強い瑆さんに半ば引きずられ
るようにして裏口から出ると、車に
もたれて煙草を吸う支配人がこちらを
見て驚いている

煙草を吸ってるところ‥初めて見た‥

普段もそれらしい香りもしないし、
吸わない方だと思っていたけど、そんな
姿もカッコ良すぎて直視できない‥

『フッ‥‥拉致でもされた?』

ドクン