日髙side story
花苑様がいつものように突然来る事を
津野田さんから直前になって知らされ、大きな溜息が溢れた。
祖父の代から家同士の繋がりがあり、
個人的に仲を深めてきた相手ではない
にしろ、無視できない相手でもある。
面倒だが、エントランスまで出迎え
たのは、フロントに行かせたくなかった
からだ。
ラウンジでウロウロされるのも迷惑
だから、ランチも承諾した。
なのに、津野田さん達から報告を受けた鳥山さんの内容に普段冷静でいられる
自分が動揺してしまった。
仕事に対する姿勢が真面目な彼女が、
ぼーっとしたり、集中力に欠けるなど、
何かがあったに違いない。
一社員に深入りするのもあまり良くは
ないが、呼び止めた彼女の瞳に溜まった
涙を見ていてもたってもいられず連れ出した。
原因が自分にある‥‥‥。
それともやはり花苑様がきてからか?
いずれにしても、彼女を落ち着かせたく
執務室へ行こうとしたが、何度もそこを
訪ねてくる花苑様の事が頭をよぎり、
彼女が好きなあの場所へ自然と足が向いた。
花苑様がいつものように突然来る事を
津野田さんから直前になって知らされ、大きな溜息が溢れた。
祖父の代から家同士の繋がりがあり、
個人的に仲を深めてきた相手ではない
にしろ、無視できない相手でもある。
面倒だが、エントランスまで出迎え
たのは、フロントに行かせたくなかった
からだ。
ラウンジでウロウロされるのも迷惑
だから、ランチも承諾した。
なのに、津野田さん達から報告を受けた鳥山さんの内容に普段冷静でいられる
自分が動揺してしまった。
仕事に対する姿勢が真面目な彼女が、
ぼーっとしたり、集中力に欠けるなど、
何かがあったに違いない。
一社員に深入りするのもあまり良くは
ないが、呼び止めた彼女の瞳に溜まった
涙を見ていてもたってもいられず連れ出した。
原因が自分にある‥‥‥。
それともやはり花苑様がきてからか?
いずれにしても、彼女を落ち着かせたく
執務室へ行こうとしたが、何度もそこを
訪ねてくる花苑様の事が頭をよぎり、
彼女が好きなあの場所へ自然と足が向いた。



