失恋の傷には、甘いケーキを。



「うっ…うぅ…」

また涙が溢れてきてしまって、顔を隠すために下を向いた。…迷惑かける……

止まってくれない…

「うっ…」

椅子からたつ音がした。
やばい…止まって…。

「っ…」

足音が近づいてきている気がする…。

「あの、…大丈夫ですか、これ使ってください…」

そう言われた時、周りが暗くなった。

「俺違うところで勉強するんで、あとそれ返さなくて大丈夫です。」