「じゃあはじめまーす」あぁ今日も授業が始まる。1週間明けの授業が。
「じゃあ挨拶を、、級長さんよろしく」
「起立!礼!着席」級長さんが挨拶をした。私の通ってる学校は女子校なので男子はいない。隣に男子校があるわけでもない。つまり彼氏が欲しくても出会いがないのだ。
「るーかっ!」
「わぁ!びっくりした」ほんとにびっくりした。久保 大翔(くぼ ひろと)先生の数学はお話ができるのでいつも隣の蒼井乃々香(あおい ののか)が話しかけてくれる。
「るか?なんかあった?ぼぉっとしてる」そう、私は体調が悪い。けどそれに気づいてはないらしい。
「多森さん体調悪い?」えっ?なんで、、?
「い、いえ、、」心配されるのはあまり好きじゃないから隠してたのに、、見透かされてる。
「インフル明けだからかな?」そう。私は先週1週間インフルだったのだ。
「じゃあまだ病人だ!体調悪そうな顔してる」心配してるのかいじってるのかわかりにくい、、
「そうかなー?自分の中では元気だよー?」ウソ、完全うそ
「ほんとかー?まぁ授業進めるよ」はぁ、久保先生はよくわかるなぁー前にもこんなことあった。
「先生ー?私血液型なんでしょーか?」私が当てれないだろ!って思って聞いたのに
「ab?」って当てられたからなんでわかったの?って聞いたら裏ありそうって言われたっけ?私は確かに裏があったからびっくりしたなー!初めて言われたから、、そんなことを考えてるうちに授業は始まっていた。
「じゃあこの問題を多森さん」えっ!?聞いてなかった、、
「、、?」分からないから首をかしげると、
「わからないのー?簡単だよー?」これは完全に煽りだ。
「わ、わかりません、、」
「じゃあこれは?」先生が見せてくれたのは確率の問題だった。
「2分の1?」半信半疑だったが答えてみた。
「そう!ちゃんと覚えてくださいね?テストでるから」どう考えても私に言ってるよなー?私は返事はしなかったけど、一応頷いた。
『キーンコーンカーンコーン』あっ、チャイムが鳴った。終わるの早いなーと思いながらも挨拶をした。
「せんせー?私今回テスト100点とるから!」授業が終わるといつも話にいく。
「無理じゃない?笑笑」ん?なんか期待がない、、
「ひどっ!取れるもん!」意地をはって言った。
「多森さん最近学力下がってるから」あぁ、、それはそうだ
「私さー明台高校行けると思う?」明台高校とは偏差値72ある学校だ。
「いや、無理でしょ」まぁ半分は冗談だからね、、
「ひどっ!」
「だって多森さん、特進コースいけないかもなんだよ?」
「えー?進学は?」私は今、中高一貫校に通っているので高校には絶対に上がれるけど高校にはコースがあるのだ。それが特進コースと進学コース、sコース、音楽コース、美術コースである。先生が言っていた特進コースは主に国立や私立大学を目指せるコースなのである。ちなみに私は特進に行きたい。
「進学は行けると思うよ!」進学は私立大学や専門学校に行きやすいコースのこと。
「えー!」私は特進コースを目指してるので少し悲しい、、
「あと、特進に行ければまた関わることあるかもね?」
もちろん先生のことは好きだから行きたい。
「じゃあ頑張る!」
『ドンッ』ん?と思ったらクラスメイトの池田華(いけだ はな)が私と先生の間に飛び込んできた。もちろんイラッとはした。
「うるさい」先生が華ちゃんに注意した。すると笑いながら帰って行った。多分だが華ちゃんも久保先生のこと好きなんだろう。
「で、さっきなんて?」えっ!覚えてたんだ。
「じゃあ頑張るって」緊張はしたが頑張って言ってみた。
「うん!じゃあ頑張れ!バイバイ」笑顔で言ってくれてよかった。
「うん!頑張る!バイバイ!」あぁ、終わっちゃった、、もっと話したかったな、、
「るかー?話せた?」乃々香は私が先生のこと好きなのを知っている。
「うん!話せたよー!」
「そういえばさ、なんで好きになったの?」そういえば、、
「えっとね、、、」そう、私が好きになったのは中1のとき。
応用クラスと基礎クラスで分かれていて、最初は応用だったけど基礎に下がってから久保先生だ。
「多森さん下がっちゃったかー」部活の顧問なので名前は知っていた。
「下がっちゃったけどすぐに上がるから!」そういって結局ずっと基礎なんだが、、
「まぁ、上がれると思うよー?」このころは先生として好きだったっけな?
「多森さんって放送部じゃなかったっけ?」そう、私は放送部の幽霊部員だった。
「そうだよー!今日からちゃんと行くよ!」まぁ行くのが当たり前だけど、、ここまでは全然好きじゃなかった。でもある日学校の行事で遊園地に行ったときにあるジェットコースターに先生の隣で乗ろう、ということになった。だが、私は怖がりで結局友達2人と先生1人で乗っていた。でもジェットコースターに乗る前に『写ルンです』で写真を撮った。そしたら友達2人は「るかー!ありがとう!」と言った。この二人にあとで聞いた話だがこの時に久保先生も「るか、ありがとう!」と言っていたらしい。この時に呼び捨てされたので完全に好きになった。その前から好きだったけどもっと好きになったのはこの時からだ。それからはよく喋るようになった。一番キュンとしたのは中2の部活の日のことだった。
私が部活でぐだぐだしていたらちょうど久保先生が来た。
「多森さん、さぼりー?」多分いじってきてるなって思った。
「ちゃんと来てますー!」
「笑笑」あっ、笑った!
「じゃあ一回職員室行ってくるー!」
「元気でね?多森瑠華さん?」えっ?
「名前、前の授業で知らないって言ってたじゃん!」
「じゃあねー」そういって職員室に戻って行った。
その後はもう大変で、フルネームを覚えてもらえてたうれしさでいっぱいだったからかトマトみたいに顔が赤くなっていたらしい。その後、私はヘアアレンジをしていてちょうど二つ結びをしたときに先生がもどってきた。はずかしくて二つ結びを隠してたら
「なにやってるの?」って聞かれた。
「二つ結びが恥ずかしいから、、隠してるのっ!」
「見せてよ」えって思った。でも見せてみた。すぐに隠したけど、、
「えっ?かわいいじゃん」ん?聞き間違えか?
「もう一回ちゃんと見せてよ」落としにきてますっていうほどストレートだ。
「いつもよりかわいいじゃん!」かわいいとか嬉しいけど簡単にいわないで、、
「あ、ありがと、」私は多分この時も顔が赤かったと思う。
でもまた次の授業で私のノートの表紙の落書きをみて耳元で「かわいい」とか言ってきた。もう好きにならない理由がない。というのをすべて乃々香に話した。
「脈ありじゃん!」そんなことあるはずがない。だって相手は先生で私は生徒。恋をしちゃダメなんだ。
「じゃあ挨拶を、、級長さんよろしく」
「起立!礼!着席」級長さんが挨拶をした。私の通ってる学校は女子校なので男子はいない。隣に男子校があるわけでもない。つまり彼氏が欲しくても出会いがないのだ。
「るーかっ!」
「わぁ!びっくりした」ほんとにびっくりした。久保 大翔(くぼ ひろと)先生の数学はお話ができるのでいつも隣の蒼井乃々香(あおい ののか)が話しかけてくれる。
「るか?なんかあった?ぼぉっとしてる」そう、私は体調が悪い。けどそれに気づいてはないらしい。
「多森さん体調悪い?」えっ?なんで、、?
「い、いえ、、」心配されるのはあまり好きじゃないから隠してたのに、、見透かされてる。
「インフル明けだからかな?」そう。私は先週1週間インフルだったのだ。
「じゃあまだ病人だ!体調悪そうな顔してる」心配してるのかいじってるのかわかりにくい、、
「そうかなー?自分の中では元気だよー?」ウソ、完全うそ
「ほんとかー?まぁ授業進めるよ」はぁ、久保先生はよくわかるなぁー前にもこんなことあった。
「先生ー?私血液型なんでしょーか?」私が当てれないだろ!って思って聞いたのに
「ab?」って当てられたからなんでわかったの?って聞いたら裏ありそうって言われたっけ?私は確かに裏があったからびっくりしたなー!初めて言われたから、、そんなことを考えてるうちに授業は始まっていた。
「じゃあこの問題を多森さん」えっ!?聞いてなかった、、
「、、?」分からないから首をかしげると、
「わからないのー?簡単だよー?」これは完全に煽りだ。
「わ、わかりません、、」
「じゃあこれは?」先生が見せてくれたのは確率の問題だった。
「2分の1?」半信半疑だったが答えてみた。
「そう!ちゃんと覚えてくださいね?テストでるから」どう考えても私に言ってるよなー?私は返事はしなかったけど、一応頷いた。
『キーンコーンカーンコーン』あっ、チャイムが鳴った。終わるの早いなーと思いながらも挨拶をした。
「せんせー?私今回テスト100点とるから!」授業が終わるといつも話にいく。
「無理じゃない?笑笑」ん?なんか期待がない、、
「ひどっ!取れるもん!」意地をはって言った。
「多森さん最近学力下がってるから」あぁ、、それはそうだ
「私さー明台高校行けると思う?」明台高校とは偏差値72ある学校だ。
「いや、無理でしょ」まぁ半分は冗談だからね、、
「ひどっ!」
「だって多森さん、特進コースいけないかもなんだよ?」
「えー?進学は?」私は今、中高一貫校に通っているので高校には絶対に上がれるけど高校にはコースがあるのだ。それが特進コースと進学コース、sコース、音楽コース、美術コースである。先生が言っていた特進コースは主に国立や私立大学を目指せるコースなのである。ちなみに私は特進に行きたい。
「進学は行けると思うよ!」進学は私立大学や専門学校に行きやすいコースのこと。
「えー!」私は特進コースを目指してるので少し悲しい、、
「あと、特進に行ければまた関わることあるかもね?」
もちろん先生のことは好きだから行きたい。
「じゃあ頑張る!」
『ドンッ』ん?と思ったらクラスメイトの池田華(いけだ はな)が私と先生の間に飛び込んできた。もちろんイラッとはした。
「うるさい」先生が華ちゃんに注意した。すると笑いながら帰って行った。多分だが華ちゃんも久保先生のこと好きなんだろう。
「で、さっきなんて?」えっ!覚えてたんだ。
「じゃあ頑張るって」緊張はしたが頑張って言ってみた。
「うん!じゃあ頑張れ!バイバイ」笑顔で言ってくれてよかった。
「うん!頑張る!バイバイ!」あぁ、終わっちゃった、、もっと話したかったな、、
「るかー?話せた?」乃々香は私が先生のこと好きなのを知っている。
「うん!話せたよー!」
「そういえばさ、なんで好きになったの?」そういえば、、
「えっとね、、、」そう、私が好きになったのは中1のとき。
応用クラスと基礎クラスで分かれていて、最初は応用だったけど基礎に下がってから久保先生だ。
「多森さん下がっちゃったかー」部活の顧問なので名前は知っていた。
「下がっちゃったけどすぐに上がるから!」そういって結局ずっと基礎なんだが、、
「まぁ、上がれると思うよー?」このころは先生として好きだったっけな?
「多森さんって放送部じゃなかったっけ?」そう、私は放送部の幽霊部員だった。
「そうだよー!今日からちゃんと行くよ!」まぁ行くのが当たり前だけど、、ここまでは全然好きじゃなかった。でもある日学校の行事で遊園地に行ったときにあるジェットコースターに先生の隣で乗ろう、ということになった。だが、私は怖がりで結局友達2人と先生1人で乗っていた。でもジェットコースターに乗る前に『写ルンです』で写真を撮った。そしたら友達2人は「るかー!ありがとう!」と言った。この二人にあとで聞いた話だがこの時に久保先生も「るか、ありがとう!」と言っていたらしい。この時に呼び捨てされたので完全に好きになった。その前から好きだったけどもっと好きになったのはこの時からだ。それからはよく喋るようになった。一番キュンとしたのは中2の部活の日のことだった。
私が部活でぐだぐだしていたらちょうど久保先生が来た。
「多森さん、さぼりー?」多分いじってきてるなって思った。
「ちゃんと来てますー!」
「笑笑」あっ、笑った!
「じゃあ一回職員室行ってくるー!」
「元気でね?多森瑠華さん?」えっ?
「名前、前の授業で知らないって言ってたじゃん!」
「じゃあねー」そういって職員室に戻って行った。
その後はもう大変で、フルネームを覚えてもらえてたうれしさでいっぱいだったからかトマトみたいに顔が赤くなっていたらしい。その後、私はヘアアレンジをしていてちょうど二つ結びをしたときに先生がもどってきた。はずかしくて二つ結びを隠してたら
「なにやってるの?」って聞かれた。
「二つ結びが恥ずかしいから、、隠してるのっ!」
「見せてよ」えって思った。でも見せてみた。すぐに隠したけど、、
「えっ?かわいいじゃん」ん?聞き間違えか?
「もう一回ちゃんと見せてよ」落としにきてますっていうほどストレートだ。
「いつもよりかわいいじゃん!」かわいいとか嬉しいけど簡単にいわないで、、
「あ、ありがと、」私は多分この時も顔が赤かったと思う。
でもまた次の授業で私のノートの表紙の落書きをみて耳元で「かわいい」とか言ってきた。もう好きにならない理由がない。というのをすべて乃々香に話した。
「脈ありじゃん!」そんなことあるはずがない。だって相手は先生で私は生徒。恋をしちゃダメなんだ。

