ありがとうの先に

些か落ち着かない気持ちを抑え、湯呑を睨みつける。
客間に近ずく足音にも気づかない。

まだ会えも無い人に想いを馳せる。

自分のような軍人に、想いを寄せてくれるだろうか
どのような愛らしい人だろうか
きっと心を奪っていくんだろうか

騒がしくなる心を、抑えるのに必死さを感じた。

あぁ、愛らしいキミが自分を愛してくれるだけでいい。
傍で微笑んでいてくれるだけでいい。

時代が、気持ちを急かしたのかもしれない。
戦火を激化させた。
そんな時代に2人は出会い、愛を深めまた逢い家族として巡り行く。