今日は、近道して帰ろうか

「牡丹ちゃんっ」



グイッと手を引かれた。

椿のお母さんに。

そうして、ついさっきまでいた場所へと。

椿の側へと、連れていかれる。





「ぼた、ん.......生きて、て..........よかった」





薄ら目を開けて、弱々しく手を伸ばして。

目を覚ました椿が、そこにいる。


生きててよかった、なんて、私の台詞なのに。

言葉が喉に詰まって出てこない。


どうしよう。

椿の顔、ちゃんと見たいのに。

視界がぼやけて、何も見えないっ。







「.........つばき.......っ」