今日は、近道して帰ろうか






一体、どれだけの時間が経っただろう。


手術が終わり、出てきた先生が、まるでドラマのセリフみたいなことを言う。



『こちらの手は尽くしました。ただ、あとは彼が応えてくれるかどうか....』



そして、線でいっぱい繋がれた椿が、機械だらけの部屋へと運ばれていく。


泣き腫らした私の瞼は腫れていて、それでいて、涙がとめどなく込み上げるから、視界はずっとぼやけていた。





...........ねぇ、椿。

起きてよ。


お願い、置いていかないで。