今日は、近道して帰ろうか





「.........ん.....」


繰り返される金曜日を、どうにかして終わらせないと。


「........たん.........」


そうしないと、椿の未来も、このまま何も進まないもの。



「.........ぼたん!!」

「へ?」



後ろからの椿の大声が聞こえたと同時に、グイッと体を突き飛ばされた。

何が起きたのかさっぱりわからない。


騒然とする周り。

そばに、椿の姿はない。

ザワザワと胸騒ぎがする。



「救急車、!早く救急車に連絡して!!!」

「この子、血がすごい出てる、、!」



そんなはずない。


『椿が散る時は、落ちる、って言うんだよ』


なんで今、そんな言葉を思い出すのか。








「椿........!!!!!」






お願い神様。

今すぐ時間を巻き戻して。

早く金曜日を繰り返して。


嫌だよ。

お願い。

ねぇ、神様。