「椿のこと、大好きだよ。
たぶん世界中で誰よりも、椿のことが大好き」
だからね。
「だから、椿。ちゃんと、行きたい進路を選んで。
どんな進路を選んでも、どんな人を椿が好きでも、私は椿のこと応援する」
今度は、心から。
ちゃんと、心からの言葉だよ。
「.............牡丹は、俺が一緒にいなくても平気なの?」
平気か平気じゃないかで言ったら、そりゃ辛いよ。
でも、
「椿がいなくても、私の気持ちは変わらないよ」
ずっと椿が大好きで、ずっと椿を応援してる。
「................俺は..............ゃ....い.....」
「え?」
冷たい風に攫われて聞こえなかった椿の声。
「なんでもない」
そう言って、椿は俯いた。
ねぇ椿、なんて言ったの?
そんな泣きそうな顔で。



