今日は、近道して帰ろうか




...........違う選択肢。



もしかしてそれは、この金曜日の放課後、椿が好きな人と帰れるようにすることなのではないだろうか。


今までの繰り返してきた過去は、すべて私と帰っていた。

もしそれが、椿の好きな子との帰り道に出来たなら........。




そうか、私は椿の告白を手伝えばいいのか。






「楓!ありがとう!!」

「え?何が?」

「楓のおかげで、自分がどうすべきかわかったよ!!」

「それってつまり........」


「椿の恋を、 全力で応援してみせる!!」


「えーーー」



なぜか膝から崩れ落ちる楓の横で、私はぐっと拳を握って意気込む。


そうとなれば、今日の放課後はまず、椿に聞かなきゃ。



繰り返される7度目の金曜日。

私は初めて、一筋の光を見つけ、放課後が待ち遠しかった。