言ってしまってから気付く。仮面で隠すほど本人は気にしている痕のことを『綺麗』というのは、さすがに無神経すぎるのではないか、と。
「あ、あの、違うの。言い方を間違えたわね。私は恐ろしくないと伝えたかっただけで、他に変な意図はないのよ。馬鹿にもしていないわ」
「…………」
「違うのよ。本当にあなたを貶める意図も、気分を害そうという意思もないの。ただみんなが言うほど醜いと思わなかったから、拍子抜けして、つい……」
さっきまでお喋りだったロランが、何も反応を返してくれなくなってしまった。それが余計に彼を傷つけてしまったのではないかという不安を掻き立てる。
ミレッラにとってロランは、好きでも嫌いでもない人間だ。そんな相手をいたずらに傷つけるのは本意ではないのに。
「あの、ごめんなさい」
「謝るなら、続きをどうぞ」
「続き? ってなんの……」
「証明してくれと言っただろ?」
そう言われても……というのが率直な感想だった。どうすれば彼がミレッラの言葉を信じてくれるかなんて、出会って間もない自分にわかるわけがないのだから。
「あ、あの、違うの。言い方を間違えたわね。私は恐ろしくないと伝えたかっただけで、他に変な意図はないのよ。馬鹿にもしていないわ」
「…………」
「違うのよ。本当にあなたを貶める意図も、気分を害そうという意思もないの。ただみんなが言うほど醜いと思わなかったから、拍子抜けして、つい……」
さっきまでお喋りだったロランが、何も反応を返してくれなくなってしまった。それが余計に彼を傷つけてしまったのではないかという不安を掻き立てる。
ミレッラにとってロランは、好きでも嫌いでもない人間だ。そんな相手をいたずらに傷つけるのは本意ではないのに。
「あの、ごめんなさい」
「謝るなら、続きをどうぞ」
「続き? ってなんの……」
「証明してくれと言っただろ?」
そう言われても……というのが率直な感想だった。どうすれば彼がミレッラの言葉を信じてくれるかなんて、出会って間もない自分にわかるわけがないのだから。
