「私がいつあなたを『怖い』と言ったのよ」
「それなら、証明してみせてくれ」
「証明?」
眉根を寄せると、ロランがおもむろに仮面へと手を伸ばし、紐の結び目を解いていく。
彼が仮面の下を晒すのは、子どもの頃にあったきりだと聞いている。
大人になった彼が素顔を見せたなんて話は聞いたことがないので、知らず緊張した。
どれほど恐ろしい痕なのだろうと、今までそういったものを見る機会のなかったミレッラは、怖いもの見たさで仮面を外す彼から目が離せない。
紐の結び目を解き、彼がついに素顔を晒した。
顔の上半分と下半分で、肌の色が違う。仮面で隠されていたところは薄茶色で、皮膚のただれが見える。表面はでこぼこしていて、確かに酷い痕だ。
ミレッラは我知らず拍子抜けしてしまった。そのせいで深く考える前に思ったことをそのまま口からこぼしてしまう。
「なによ、言うほど恐ろしいものじゃないじゃない」
「……は?」
「みんなして『恐ろしい』とか『醜い』って噂するから、よっぽどなのかしらと思ってたけど、案外そうでもないのね。想像より綺麗だわ」
「それなら、証明してみせてくれ」
「証明?」
眉根を寄せると、ロランがおもむろに仮面へと手を伸ばし、紐の結び目を解いていく。
彼が仮面の下を晒すのは、子どもの頃にあったきりだと聞いている。
大人になった彼が素顔を見せたなんて話は聞いたことがないので、知らず緊張した。
どれほど恐ろしい痕なのだろうと、今までそういったものを見る機会のなかったミレッラは、怖いもの見たさで仮面を外す彼から目が離せない。
紐の結び目を解き、彼がついに素顔を晒した。
顔の上半分と下半分で、肌の色が違う。仮面で隠されていたところは薄茶色で、皮膚のただれが見える。表面はでこぼこしていて、確かに酷い痕だ。
ミレッラは我知らず拍子抜けしてしまった。そのせいで深く考える前に思ったことをそのまま口からこぼしてしまう。
「なによ、言うほど恐ろしいものじゃないじゃない」
「……は?」
「みんなして『恐ろしい』とか『醜い』って噂するから、よっぽどなのかしらと思ってたけど、案外そうでもないのね。想像より綺麗だわ」
