(カリーナが今の贅沢三昧を手放すような真似をするはずがない。男にだらしないところはあるが、まさか入れ込むなんて馬鹿な真似、するわけが……っ)
広い王宮といえども、舞踏の間はよく夜会に使われる場所なので、迷わず辿り着く。
閉められている扉を勢いに任せて押し開けて、探すのも面倒なため声を張りあげた。
「カリーナぁ!」
ぎょっとした視線に晒される。
しかし今はそんなものに構っている暇はない。どこだ。娘はどこだ。
「お父様、どうされたの。そんな大きな声を出して……」
「カリーナおまえ、金庫から書類を持ちだしてないだろうな!?」
見つけたカリーナの両肩をがっしりと掴んで揺さぶると、カリーナが「痛いっ」と顔を顰めた。
「伯爵、急に現れて何をなさるんですか。リーナが痛がってます」
「うるさい! 間抜けは黙っとれ!」
「ま、間抜けっ?」
「答えろカリーナ!」
広い王宮といえども、舞踏の間はよく夜会に使われる場所なので、迷わず辿り着く。
閉められている扉を勢いに任せて押し開けて、探すのも面倒なため声を張りあげた。
「カリーナぁ!」
ぎょっとした視線に晒される。
しかし今はそんなものに構っている暇はない。どこだ。娘はどこだ。
「お父様、どうされたの。そんな大きな声を出して……」
「カリーナおまえ、金庫から書類を持ちだしてないだろうな!?」
見つけたカリーナの両肩をがっしりと掴んで揺さぶると、カリーナが「痛いっ」と顔を顰めた。
「伯爵、急に現れて何をなさるんですか。リーナが痛がってます」
「うるさい! 間抜けは黙っとれ!」
「ま、間抜けっ?」
「答えろカリーナ!」
