24時の観覧車





目の奥が少し赤くて、いつもより弱い。



「でも…」と彼は言葉を止めて、窓の外の夜景をじっと見つめた。


ゴンドラがいちばん高い場所に来たとき、陽斗がぽつんとこぼした。


「……ほんまは、ずっと好きだった。」


視線は合わせてくれない。



でも、その声は確かに私を見てた。



胸が一気に熱くなって、呼吸の仕方がわからなくなる。