24時の観覧車




なんでそんなさらっと言うの。


でも、そう言う彼の表情はどこか強がっていて、
断れなくて、私はうなずいた。


歩きながら、彼がそっと私の手をとった。


冷たいのに、あったかく感じてしまうのはなんでだろう。



「本当に元カノに見つかりたくないだけだから。」



念押しみたいにそう付け足す声が、なんだか悲しそうで胸がぎゅっとなる。