そして次の冬、再び遊園地に行くと、 観覧車の前で陽斗が待っていた。 「なあ、今年も一緒に乗らない?」 「うん。」 手をつないで、ゆっくりとゴンドラに乗る。 街の光も雪も、去年と同じなのに、胸の奥は去年よりずっと温かい。 これが、私たちのはじまりの冬。