帰り道、街のイルミネーションがキラキラ光って、 まるであの観覧車の中にいたときと同じ世界みたいだった。 彼はあまり話さないけれど、横にいるだけで安心する。 「この間は……ありがとう。」 思わずぽつりと言うと、彼は少し照れくさそうにうなずいた。 「俺も。今日だけじゃ、もう足りなかったから。」