私の名前は胡桃咲菜。
私には、持病がある。
「がん」だ。
小さいころからずっと持ち続けていて、医者の手術によって長生きができた。

しかし、、、。
「あなたの余命はあと一年です。」
十六歳になった今日、そう、告げられた。

お母さんもお父さんも泣き崩れてたけど、私はいつかこんな日がくるのだろう、と思ってたから、そんなにショックじゃなかった。
むしろ、やっとか。と思った。

だって、生きてると、毎日がんにおびえて生活しなきゃいけないから。心の負担が大きい。

死んだら、天国に行ける。自由に暮らせる。

だから、うれしいの。

そう、うれしい、、、。